in 日記

岡田監督

ワールドカップの日本代表を率いている
岡田監督の良記事。

岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とは

めちゃくちゃ良い記事。
必読すべき。
事業や生き方にも通じることや学びがたくさんあります。

先輩のブログからの転記ですが、
以下、備忘録。

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●監督の仕事はひとつ、「決断」すること。素の自分で。

・「この戦術を使ったら勝率40%、この戦術だったら勝率60%」そんなもの何も出てこないんです。
答えが分からないんですね、それをたった1人で全責任を負って決断しないといけない。

・僕はいろんな決断をする時に、「明日死ぬとしたら今どうするだろう」と自分を追い込みます。

・考えに考えます。論理的に考えても答えは出ないのですが、必死に考えます。
じゃあ「どうやって決断するか」といったら“勘”なんですよ。

・「決断をする時に、完全に素の自分になれるかどうか」ということです。
「こんなことをやったら、あいつふてくされるかな」「こんなことやったら、また叩かれるかな」そんな余計なことを考えていたら大体勘は当たりません。
本当に開き直って素の自分になって決断できるかどうか、これがポイントなんです。

・「本当にそういう私心がなく決断したら、いつかは伝わる」と僕は信じているんです。

●無心になるには「どん底」を経験すること。

・経営者でも「倒産や投獄、闘病や戦争を経験した経営者は強い」とよく言われるのですが、
どん底に行った時に人間というのは「ポーンとスイッチが入る」という言い方をします。
これを(生物学者の)村上和雄先生なんかは「遺伝子にスイッチが入る」とよく言います。

・「ちょっと待てよ。日本のサッカーの将来が俺の肩にかかっているって、俺1人でそんなもの背負えるかい。
俺は今の俺にできるベストを死ぬ気でやる、すべてを出す。でも、それ以外はできない。それでダメなら俺のせいちゃうなこれは。絶対俺のせいちゃう。あいつあいつ、俺を選んだ(日本サッカー協会)会長、あいつのせいや(笑)」

・「途中にいるから中途半端、底まで落ちたら地に足がつく

・そうやって開き直って無心に近い状態で決断すると大体当たる。
そうでない時にはやっぱり外れる。

●チーム作りに用いる「目標」と「フィロソフィー(哲学)」

・明確な目標はもちろん「W杯本大会でベスト4入ることに本気でチャレンジしねえか」ということ。
みなさんはいろんな成功の書とか読んで「目標設定って大事だ」と思っているでしょうが、今みなさんが思っている10倍、目標は大事です。目標はすべてを変えます

・要するに「ミスするなよ」と言われている中でいかにリスクを自分の責任で負えるか、それが本当のスポーツのEnjoyなんです。

・2つ目に「our team」という言葉を言っています。「みんな、自分のチームという意識がないな」ということでフィロソフィーを作ったので、これが一番大事と言えば大事なのですが、「このチームは誰のチームでもない。俺のチームでもない。お前ら1人1人のチームなんだ」ということです。

・「みんながそう思ったらどうなるんだ。1人1人が自分のチームと思わないとどうするんだ」「アホかつうねん。お前がどんだけ役割やっても、チームが負けたら一緒やないか」「監督なんとかしてくれ?違う。お前が何とかするんだ、このチームを」

・「今できることに集中しろ」ということです。「動物は今を精一杯生きている。でも人間は、済んだことを悔やんで今できない。先のことを心配して今できない。俺はそういうのは大嫌いだ。今できることをやってくれ」

・考えてもしょうがないことを考えてもしょうがない。負けたらどうしよう。負けてから考えろ。ミスしたらどうしよう。ミスしてから考えたらいい。「余計なことを考えて今できない、なんて冗談じゃない」と言います。できることは足元にある。今できること以外にない。それをやらないと、目標なんか達成できないんです。

・運というのは誰にでもどこにでも流れているんです。それをつかむか、つかみ損ねるかなんですよ。俺はつかみ損ねたくない。だから常につかむ準備をしている。

・僕は「勝負の神様は細部に宿る」という言い方をします。試合に勝った負けたといった時には、大上段に構えた戦術論やシステム論が取りざたされます。それは大事ですが、勝負を分けるのは往々にしてそういう小さなことの積み重ねなんです。

・「どうもあいつ好かんけど、あいつにパス出したら絶対決めよる」「どうもあいつ馬が合わんけど、あいつにあそこ守らしたら絶対止めよる」、こうやってお互いを認め合うのがチームワークなんです。そう認め合ってもらうために、自分を認めてもらう努力をすること

・僕は「バーレーンに負けなかったら、どうなっていたんだろう」「ウルグアイに負けなかったら、どうなっていたんだろう」といろいろなことを今思います。そういうことが続いてくると、何か問題やピンチが起こった時に「これはひょっとしたら何かまたいいことが来るんじゃないか」と勝手に思うようになるんです。 

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僕もワールドカップの日本戦は全て欠かさず観てました。
久しぶりに胸が熱くなる記事。

岡田JAPAN!
お疲れ様でした!
感動をありがとう!!!

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