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コミケ行ってきたお

ということで、
15日(日)にコミックマーケット78に行ってきた。

ちなみに3日目の最終日。
後で分かったが、のべ来場者数は56万人だったらしい。
コミケも初だが、なにげに東京ビッグサイトも初。

それにしても56万人は凄まじい。

・フジロック:3日間で12万人
・サマソニ:2日間で10万人
・関ヶ原の戦い:東西あわせて16万人
・コミケ:1日で18万人(3日で56万人)
・鳥取県民:60万人

パネェwwww
鳥取県民wwww 

行った目的はこちとらIT戦士なんで、
もっか話題の同人誌が電子書籍で販売できるのか?
そしてそのマーケットは存在しえるのか?
というテーマを調査するためにコミケに参加した。

あと、自分はそこまでオタクではないと思う。
まぁアニメとかライトノベルもそこそこ読んでた程度。
オタクの定義は難しいな。
なお、一人だと不安だったので兄と同期を誘って行った。

渋谷から行ったんやけど、まずりんかい線が凄まじく込んでて、
あきらかにアタッシュケース持ちの女の子達と
シャツをジーパンにinして無名のデイパックを背負った絵に描いた
ような方々が確認できた。

別の意味で今日は厳しい戦いになると3人で認識。
我々は別の世界に行くのだと。

 国際展示場につくと人人の波。物凄い人でごった返しており、
みんながビックサイトを目指して歩いてた。
意外に中高生とかっぽい人も多くてビックリした。

会場内に入ると、道なりにコスプレ広場なる看板が
あったので、真っ先にそこに向かうことに。
ちなみにビデオを回しながら歩いてたら、係りのお姉さんが
物凄い形相で『盗撮はやめてください!』と注意された。
盗撮。。。。そういうルールがあるんですね。
 

コスプレイヤーの方々。
猛暑なのにすごい。

特にカメラ小僧のようなオタクの方々が凄まじくて、
次こっちお願いします!って連呼してた。
コスプレイヤーの方もその度にポーズ決めてて、
サービス精神満点やった。
個人的には猛暑で死に掛けてたけど、テンション上がった。

続いて、諸目的の同人詩売り場へ行くことに。
カタログを買っていなかったせいで、どこがどんな売り場に
なっているかはわからなかったが、西館と東館 があるらしく、
とりあえず東館に向かうことに。

これがそもそもの間違いで東館へ向かう連絡通路は
人の波というかギュウギュウに詰められてて、中々前へ進まない上に
暑いし、酸素が薄いし、周りも俺も汗ベタベタで、さすがに胸も頭も
痛くなって、倒れる人がいても不思議でないと実感した。
正直、コミケを舐めてたと心底思った。

どうにかこうにか東館に着いたたので、
巨大なホールに足を踏み入れると、そこはアダルト同人誌の
世界が広がっていた。
そう我々はレベル3程度でラストダンジョンに足を踏み入れたのだ。

もうどのブースの列もアダルト同人一色でそれも角のブースの
同人は飛ぶように売れていた。
特に壁サー(行列ができるので壁に配置されたサークル)の行列は
凄まじかった。。

オタクの人は地図を片手に、一心不乱に購入表のようなものを
チェックしていたし、驚いたことにスクール水着着た売り子さんや
メイド服の売り子さんがアダルト同人誌を売ってたりして、
衝撃やった。。。
特にアニメの『けいおん!』のアダルト同人はどこもブームのようで、
ほとんどのサークルが販売してた。

ちょっと異界の空気に当てられまくって、3人ともグロッキーに陥った。
あんなにアダルトが公言されている世界はそうはあるまい。
間違っても子供連れ、彼女とはこれないと思った。

気を取り直して次は西館に向かうことに。
こっちは東館に比べるとまだ空いてる方だった。
アダルトのモチベーションの高さは偉大。

自分が見て回れた範囲はBL、少女漫画、ライトノベル系、
電撃文庫系っぽい創作サークルが多かった。
こっちは俄然テンションあがった。
少女漫画については圧倒的に主婦のサークルが多くて、
これにもカルチャーショック受けた。

ライトノベル系の同人誌は見ていて面白かったし、
ピンキリな気がしたけど、総じてクオリティは高かった。
イラストも巧い人が多くて、pixivが流行るのも分かる気がした。
何より熱気が凄い。
特に列の角のサークルの新刊は結構な勢いで売れてた。 
既に完売しているところや、中には新刊落ちましたみたいな意味 が
わからんことが書いてあったりした。 
単価もピンキリで単行本として成立してそうな本は1,000円ぐらいしていた。

最初は慣れんかったが、3人で手分けして色々、電子書籍化の
ニーズをヒアリングして回った。

結論、まだよくわからんかった。
ただ、分かったことはあんまりこの市場は荒らされてない。
当たり前やけど、同人誌を電子書籍として販売するような
プラットフォームや明確なプレイヤーがいないことが原因かも。

実際に電子書籍として販売してるところはほとんどなかった。
わずかだけ、CD-Rで販売してたり、ひとつだけ電子書籍で販売してる
サークルを見つけれたぐらいやった。

大体、こんなコメントが帰ってきた。

■サークルさん
・ニーズがあればやりますよ、ただPDFで渡すぐらいですかね。
・紙の方が売れる。 
・今のところそんな時間ないです。
・よくわからないんですよね。その辺。
・紙の良さがある。

一方、想定される買い手のニーズ。

■買い手
・地方でコミケにこれない。
・たくさん買いたいが物理的に持って帰れない。
・たくさん買いたいけど、もう部屋におけない。
・アダルト同人誌等は部屋に置きたくない。
※なので電子データで管理したい。

個人的には大変、失礼ながら作家さんのwebでの電子書籍のリテラシー?
興味ががそんなにないような気がした。
やっぱりリアルでの書き手のとしての生活が主体で、商業的というよりは
作品を楽しんでもらいたいって雰囲気も強かったかも。
中には紙の良さがあるって言ってた作家さんもいたので。
それは当然なのかも。アダルト同人誌は別な気もするが。。。

ただ、今回は巨大なマーケットが存在して
ビジネスチャンスがあるということは体感できたので、
大人の社会化見学としては大いに収穫はあった気がする。

ここについては引き続きウォッチし続けよう。
あろ、次回の冬コミはもっとちゃんと準備していこうと心に誓った。

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