今日、ニュージーランドに住むニュージーランド人の
友人からメールがきた。
当然、英語の文章だ…。。。。。
友人といっても社会人でちゃんと仕事もしてるし、歳も
離れているから、お兄さんって感じかな。
『元気にしてるのか?あいかわらず忙しくしてるのか?
就職先は決まったのか?』など久しぶりのメールだった
のでとても嬉しかった。
そもそも、この友人との出会いはものすごく縁が深く、
3年生の夏休みに海外インターンシップでニュージーランド
で働いていた時に知り合ったのが始まりだ。
当時、僕はインターン生にあるまじき大失態をおかして
しまったのだ。
なんと…
財布を落としてしまったのだ!!!!!!!!!!!
当然、インターン先の人は大慌てで対応してくれたけど、結局
見つからず、僕はあえなく交番に行くはめになってしまった。
傷心の僕は元気もなく、交番までの道をフラフラ歩いていた。
次第に道に迷い、偶然道を尋ねたのがこの友人だったのだ!
ニュージーランドの人は親切な人が多いが、この友人は特に
親切で僕を交番の目の前まで連れていってくれた。
その道中で日本から来てインターンをしていることと、財布を
落としたから交番に行くことを話した。
無事に交番に着き、お礼を言って、受付の列に並んでいると
しばらくして、その友人が戻ってきてくれた。
『僕はアレ??何で戻ってきたんやろ?まさかこの人も落し物
でもしたんかなぁ』と思っていると…。
その友人は『さっき財布を落としたって言ってたけど、大丈夫なんか?
お金がないと連絡もできひんのちゃうか?家族には連絡できて
るのか?』など、僕が財布を落としてどこにも連絡することができず、
ホームステイ先にも帰れず困っているんではないかと心配して
戻ってきてくれたのだ!!
最後には何かあったらここに連絡しろと自分の名刺を差し出して
その友人は帰っていった。
その日の帰り道、僕は財布を落としたけど、とても晴れ晴れした
気分だったのを今でも覚えている。
その後、僕は彼にお礼のメールを出し、一緒にご飯を食べに
いく仲になっていき、日本人の彼女さんを紹介してもらう仲になり、
今にいたる。
もちろん、僕は英語が完璧に話せるわけではないけど、ちゃんと
通じ合うことはできている。
今ではあの日、財布を落としたことに本当に感謝している。
偶然の出会いと言うのは本当に大切だと最近、よく思う。
ビジネスの世界でも偶然のチャンスをものにできるかどうか
が勝負の分かれ目になることは良くあると思う。
あの時、もらった名刺に感謝のメールを送っていなければ…。
あの日、財布を落としていなければ…。
たまには財布を落としてみるのもイイもんだ。