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Googleから内定をもらうということ

昨日、僕が暮らしているラボのインターン生でGoogleの
内定者のN氏の研究論文を読ませてもらった。

N氏は東大の院生で
主にセマンティックウェブの研究をされており、
論文では『Folksonomyの3部グラフ構造を利用したタグクラスリング』
なるものが書かれていた。

Folksonomy(フォクソノミー)とは別名SocialTagging(ソーシャル・タギング)
とも呼ばれていて、ものすごく簡単に説明すると、タグ付けのことだ。

主にSBS上でのブックマークの分類にはFolksonomyが用いられていて、
代表的なサービスにdiggやdel.icio.usがある。

途中からタグ間の共起率やら、クラスタリングの計算式など、
意味不明な数式の羅列が並んでほとんど理解できひんかったけど、
凄いということだけは理解できたビックリマーク

何でもN氏の研究室で就職するのは彼だけらしく、他の方は
皆、博士にいくそうで、そりゃあ企業で働くよりも、
大好きな研究を自由にやり続けて、いずれは教授になって、
ずっと好きなことを研究して教えてって方が幸せってことかな。

逆にそういった人材が研究だけで終わってしまうのは
とても、もったいなくて、日本的にはすごい損失な気もするけど…。

そんな中でもN氏が選んだのはGoogle!!
知っての通り、Googleには自由に研究できる制度もあるし、
ほとんど研究室みたいなカルチャーが根づいている。

そういったトップ層のプログラマーが選ぶのはやっぱり、
日本のネットベンチャーとかじゃなく、Googleなんやろなぁって
思ってしまう。

だって自社のこれ作ってってお願いされるサービスよりも、
自由に自分の考えたサービスとか作りたいやん。
それを実現できる力があるから。

ほんでそんなトップ層のプログラマーがどれほどの市場価値が
あるかというと、僕が10人いても全然足りないんじゃないでしょうか…。

やれweb2.0サービスとか流行ってても結局作れる人がいないと
意味ないし、そういう意味ではプログラマー職は花形のはず!!

日本ではまだ、そういった職の人の市場価値って低く見られて
文型がサービスを考えて、理系が作るみたいな、極端に言えば
立場的には低いみたいなイメージがあるけど、
そんなもんあと1~2年もすればひっくり返ると思う。

今は技術的なところからサービスを作る流れになってきているし、
Googleはその典型やし、実際にどこのネットベンチャーも技術者
採用を強化してきている。

Googleから内定をもらったN氏はなにがすごいって、

1. 言語フリー
2. 海外の技術に異常に詳しい
3. 頭が良い次元が違う

まず、言語フリーでどんな言語でも書けるそうな…。
PHPだってJavaだってRubyだって全部オッケー。

ほんで海外の最新の技術に詳しい!
英語で書かれた海外の論文とか読んでるし、実際にajaxでの
webプログラミングが得意で、僕がCNETとかTechCrunchとか見て、
このサービス面白いなぁ、このビジネスモデル凄いなぁとか
思ってても、裏側ではどういう風に動いてるかはまったくわからず、
彼にはそれが分かるのだ。

知っていてもできないのと、できるのは大違いだ。

更に頭が良い次元が違うというのは、
海外の学会で英語で研究の発表をしたり、
Googleの履歴書は英語で面接も英語でって、
理解力とかの素頭や技術への探究心など、化け物やと思う…。

Googlenにはこんな人材がゴロゴロいるかと思うとゾッとします…。

つまり何が言いたかったかというと、
間違いなく理系本位の、サービスを作れる側主体の時代が
来るだろうし、コテコテの文系の自分が生きていくためには
何かしらの武器が必要だということ。

それが何なのかはっきりはわからんけど、技術なのか、
何か別のものなのか…。

配属先の部署申請は技術職をお願いしてみようかな…。

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